story

□uno:隠された存在
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「……完成、だ。」





紙袋の中に先程の怪しい液体の入ったビンを入れながら満足げに微笑むジョーリィ。



きっと、液体が起こす効果を想像して笑ったかあるいは単に実験が成功したことへの喜びか。





年齢は分からないがどう見ても大人である、この男は時々子供っぽくなるから読めない。






私はする事が無いため、何人も座れそうな広いソファーでそんな様子を観察。



……何気にこの時間が好きだったり。




「終わったの?」



こっちに来たかと思えばジョーリィが隣に座ったことでソファーと共に私も上下に軽く動く。




「あぁ。……クックック、明日が楽しみだ。」



「ーーそう。」




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